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Hugoo Voicesは、「宝物のような子育ての時間を、自分自身も大切にしながら楽しんでほしい」 という想いを伝える企画です。子育ては、忙しく大変なこともあるけれど、その中にはたくさんの発見や喜びがあります。ライフスタイルや価値観が変わったり、新しい自分に出会えたり。Hugoo Voicesでは、そんな子育てがもたらすポジティブな変化や気づきを、共感する皆さんと一緒に発信していきます。
Q1. 子育てを経験して、どのような発見がありましたか?お子さまと過ごす中で、新たに気づいたことや驚きの瞬間などがあれば、ぜひお聞かせください。
【相手は鏡】という言葉はよく聞きますが、子どもは本当に周りをよく見て、模倣することが上手なのだと改めて感じました。
エレベーターに乗る時にドアの近くを触って「どうぞ」と手を伸ばしたり、床が汚れているのを見つけたら布巾を取ってきて拭いてくれたり、毎日驚くことばかりです。
それと同時に私自身の口癖も子どもを通して知りました。蓋が開かなかったりあるべき物がそこに無かったりすると眉をひそめながら全力で「あり(れ)〜?」と言うのでついつい笑ってしまいます。
笑ってしまうような真似で終わるように、子どもの成長を見守りながら自分自身も成長し続けようと日々気付かせてもらっています。
Q2. 子育てをしながら、ご自身のライフスタイルや価値観にどのような変化がありましたか?生活リズムや考え方、お子さまを持つ前と今で変わったことについて教えてください。
価値観を育ってきた環境や、その中で学び、考えてきた過程で養われた根底の部分だと捉えるのなら、あまり変化はありませんが、ライフスタイルはがらりと変わりました。1人の時はロードバイクに乗りながら国内外点々と旅をしていましたが、今は旅行に行くとしても子どもの睡眠の質が保てる範囲の移動になりました。食事に関しても1人の時は基本的に外食の日々でしたが、今はほとんど外食はしません。
子どもの身体を作る食事も大切にしているので、調味料を見直し、食材やその素材の栄養素を壊さない調理方法にこだわっています。おかげでお野菜の目利きができるようになったり、素材の美味しさを引き出す事が少し上手になりました。
1人の時と子どもと過ごす日々のライフスタイルが全く違うことはあたりまえだと思います。むしろ、今まで1人で生活している事が【あたりまえ】だった時には、その習慣でしか生きていなかったので『私は子どもを育てる人に適しているのだろうか。子どものいる生活習慣を形成できるのだろうか。』という漠然とした不安がありました。
何の無理をする事もなくライフスタイルが自然と変わっていけた過程を振り返り、改めて子どもという存在の偉大さを感じます。
Q3. 子育て中でも、自分自身を大切にするために工夫していることはありますか?
子どもが起きる前や寝た後のストレッチの時間です。身体をほぐす事によって1日のこりや浮腫を解消できて、自分の事をケアする時間を作ることで心もほぐれるのを感じています。
ストレッチをしなきゃと意気込んだり、するからには30分はしなきゃなど時間を決めると毎日のTo doが増えてかえって負担になってしまうので、どうしても眠い時は3分だけだったり腕をまわして胸を開くだけでもするようにしています。
Q4. 子育てに日々奮闘しているパパママへのメッセージをお願いします。
子育ては十人十色、同じ家庭は存在しません。
同じ親もいないですし、同じ子どももいない。私達はみんなが唯一無二の特別な存在だからです。
ですが、【子育て】という答えのない喜びに日々悩み迷いながら、その時のベストを尽くしている事は同じなのかなと思います。それぞれの育児(育自)を比べる事はできませんが、この世界に人がいる限り決して1人ではないはずです。
いのちを護るという責任はとても大きく、気付かないうちに肩に力が入ったり無意識のうちに神経を使い疲れてしまう事もあると思います。もしも自分の心を見つめた時に日常が楽しめていないと感じたら、お子さんをケアしている時の気持ちを少しだけご自身にも向けて、ご自身のケアも大切にしてあげて下さい。
大変な事も沢山ありますが、今しかない瞬間を一緒に楽しんでいきましょう。